同じタクシードライバーであっても、人によって収入に大きな差が生じます。なんとなく、タクシードライバーをやっていても集客はうまくいかないでしょう。本記事では、タクシードライバーで効率よく稼ぐ方法や、テクニックおよびポイントについて解説します。
タクシードライバーの給料の仕組み
タクシードライバーは、一般的に給料が歩合制になっています。個人の売り上げを歩合制で計算して、給料を支払うシステムです。このため、売り上げによって給料に差が生じる仕組みになります。タクシードライバーの給料の仕組みについて紹介します。
タクシードライバーの給料は歩合制
タクシードライバーの給料は、一般的に歩合制になっており、1日の売上(客単価×1日の乗車回数)と1ヵ月の乗務回数を掛け合わせ、会社ごとに決められている歩合率を掛け田金額が、月給となります。
稼げるドライバーは単価と稼働率が高い
稼げるドライバーは、誰よりも道を知っていることが前提ですが、単価と稼働率が高めであることがいえます。高い給料を稼ぐためには、営業時間内に実車率とお客様単価を上げる必要があます。特に、実車率は給料に大きな影響を与えるため、多くの顧客を乗せる必要があります。
また、稼げるドライバーであれば年収700万円以上、稼げないドライバーであれば年収400万円以下になるといわれています。これは、営業時間にもいえることで、稼げるドライバーは営業時間が15時間と短く稼げるのに対し、稼げないドライバーは営業時間が20時間という差があるからです。
稼ぐための営業テクニック
稼ぐために車を走らせているタクシードライバーは、とにかく時間や場所を意識して運転しています。人が多い場所や時間帯に目を配らせ、稼ぐことを意識しているといえます。稼ぐための営業テクニックについて紹介します。
車をゆっくり走らせ顧客を下ろしたらすぐにビジネス街や繁華街へ移動
片側3車線の広い道路では、車をゆっくり走らせてタクシーを探す顧客を見つけます。顧客を都心から少し離れた場所まで送った場合は、都心へ戻るまでの途中にビジネス街や繁華街があれば、その地点を通過するように意識します。
接客術
明るい挨拶や明るい接客は、タクシードライバーの基本となり次にまた乗車したいタクシーになりやすいです。
顧客のハートをつかむことで、遠方から利用する顧客からまた依頼したいと連絡先を聞かれることもあります。顧客がコンサートやイベントへ出かける際には、終了する時間にその場所へ行くと顧客を見つけることもできます。
流し営業テクニック
流し営業とは、自分が走行する位置とビジネス街・繁華街の方向を考えながら走行するテクニックです。日ごろから、ラジオなどで交通情報やイベント情報などを察知し、渋滞などに巻き込まれないよう、事前に回避するのもテクニックのひとつです。
もし、電車が止まっている場合にはタクシーを必要とする人が多くあらわれます。電車が止まっている情報をキャッチしたら、駅付近へ移動するのも困っている顧客をタクシーへ乗せられるひとつの手段です。
顧客の信頼を勝ち取る接客術
タクシーに乗る顧客は千差万別であり、たくさんおしゃべりしたい方やそうでない方などさまざまです。しかし、多くの顧客を勝ち取るタクシードライバーは、顧客へのきめ細やかな対応ができる方が多いといえます。顧客の信頼を勝ち取る接客術について紹介します。
顧客に応じて温度調整
長い時間をタクシー内で過ごすドライバーは、つい自分の体温に合わせて温度調整をしがちになります。ただ、顧客の中には寒がりな方や暑がりな方など、さまざまな顧客が乗車します。顧客の信頼を勝ち取るドライバーは、厚さや寒さをさりげなく聞ける方です。特に、女性が乗車した場合は、温度管理が大切になり気を使うことで喜ばれる場合もあります。
観光客であればガイドも
乗車する顧客が観光客であれば、聞かれたらご飯の美味しいお店や人気スポットなどを説明すると喜ばれます。顧客のなかでは、タクシードライバーはこうした情報に詳しいといった概念があります。顧客のニーズに応えるのもタクシードライバーの役目でもあります。
紳士的な運転マナー
タクシードライバーは、常に顧客を乗せていること忘れてはなりません。渋滞でのイライラや強引な車線変更などは、顧客をハラハラさせてしまいます。どんな状況であっても、冷静で紳士的なドライバーであればまた乗車したいと思わせてくれます。
まとめ
本記事では、タクシードライバーで稼ぐ方法、テクニックやポイントについて解説しました。タクシードライバーは、道をたくさん知っているというだけでは、顧客の獲得につながりません。信頼や顧客を思う気持ちがなければ、顧客を多く勝ち取れないでしょう。本記事が、タクシードライバーとしてたくさん稼ぎたい方や、テクニックの向上を目指す方の参考になれば幸いです。