タクシードライバーは初心者でも入りやすく、未経験からの転職も多くありますが、未経験からの転職には不安もあるはずです。そして利用客を乗せた分だけ稼ぐことが可能な職業ですが、その稼ぎ方やコツを知っているのと知らないとでは、収入に雲泥の差が出てくるのです。この記事では、初心者に向けた活躍のコツを解説していきます。
初心者が陥りがちな失敗ポイント
未経験からタクシードライバーになった人たちの多くが「道を覚えるのが難しい」「知らない道が不安」という壁にぶつかります。慣れ親しんだ道であっても、自由に走るのと、タクシードライバーとして走るのでは見え方などが違ってくるからです。
少しでも詳しくない道に入ると不安になったり、利用客に迷惑をかけたりしてしまうことが続くと、仕事に対するもモチベーションは下がっていくばかりになってしまいます。
そして道がわかる範囲内のみで営業していると、営業できるエリアは狭くなり、売り上げを伸ばすこともできなくなっていってしまうのです。
初心者でもタクシー運転手で活躍するコツ
道がわからないままタクシードライバーを続けていると、いつかはクレームに繋がってしまいます。まずは朝から夕方までの日勤の時間帯を選び、運転する営業範囲や注意事項を確認していきましょう。日勤の場合は、出勤する会社員、病院へ通院する高齢者、子連れの主婦などが利用者の中心であり、接客を覚えていく出だしとしては入りやすいからです。
そして、「道がわからない」を克服するのは接客のスキルです。たとえば、「目的地までの道がわからないので教えて欲しい」旨を素直に伝えるよりは「初めて通る道ですので、お客様が日頃ご利用になるルートや抜け道などがあれば教えて欲しい」などという言い回しにすることで、利用客を最短で最善のルートでお送りしたいという気持ちをスムーズに伝えられるのです。
道がわからないことはタクシードライバーにとって大きな欠点ではありますが、努力と良い接客を心がけることで克服でき、克服するごとに営業できる地域が広がり売り上げも伸びていくのです。さらにはこうしてさまざまな道を熟知することで、次からは目的地へ最短ルートと時間で到着でき、無駄な時間を省き、利用客が多い道や時間帯をどんどん掴んでいくこともできます。
さらに、道を熟知して安全なルートを確保することは、常に最優先でもある「安全運転」に直結します。安全運転は常に最優先です。スピード違反や急ブレーキなどはできるだけ避けて、利用者の安全を必ず確保しましょう。交通ルールを守り、事故を未然に防ぐ努力を怠らないよう心掛けるのは言うまでもありません。
そして車内の清潔感もまた、お客様の満足度に直結します。定期的な車内清掃や消臭、整理整頓を行い、快適な空間を提供しましょう。清潔な状態を維持することで、お客様に好印象を与えられるのです。
トラブルを回避するためのテクニック
土地勘を養うためにも、積極的に仕事をするのがタクシードライバー初心者の心得のひとつですが、初心者である以上、利用者の要望を完全にかなえることはとても難しいと言わざるを得ません。乗車する利用者は皆、ドライバーはプロであると思っているからです。
そのため、道がわからない時点で利用者からの不満やクレームが届いてしまうこともあるでしょう。そのような事例を解消するべく、接客のスキルを上げていくのはとても重要です。
まずは笑顔で元気良く、丁寧な言葉遣いで挨拶をし、お客様とのコミュニケーションを丁寧に図っていきましょう。タクシードライバーは運送業であり接客業でもあります。接客業にとって、笑顔こそは最高の武器になるスキルのひとつなのです。
そして、タクシーに搭載されているカーナビゲーションも進化しており、このナビを利用すれば、未経験のタクシードライバーでも簡単に利用者を送り届けることが可能です。そのためナビの使い方をあらかじめマスターしておくことが必須になってくるのです。
しかしながら、ナビを利用して目的地に着いてしまうことで、自分の頭で道を覚え辛くなってしまいます。そのため、ナビを使った場合、利用者を降ろした後に、今走ってきたルートがどんなルートだったのかを必ず確認しましょう。これもまた道を熟知することに繋がるからです。
まとめ
初心者のタクシードライバーでも、利用者に信頼される存在になって活躍するためには、まずは営業地域の道をしっかりと把握することが大事です。
まだ初心者であり、道に不慣れであっても、それを隠さずに堂々と伝え、利用者へ対する感謝と敬意を忘れずに丁寧にコミュニケーションを取ることで、不快感を与えることのない仕事をしていきましょう。
利用者の時間を大切にする姿勢を忘れずに研鑽を積み、運送業でありながらも接客業であるということを決して忘れず接客をし、売り上げを伸ばしていきましょう。
