これからタクシードライバーとして活躍したいと考えている人は、二種免許を取得しなければいけません。今回の記事では、二種免許を取得するための3つの条件、試験内容、必要な技能について紹介します。普通免許よりも難易度が高くなるので、事前の準備を怠らないようにしましょう。ポイントを知っておくとよいでしょう。
二種免許を取得するための3つの条件
無免許で二種免許は取得できません。また、年齢や視力などの条件も満たす必要があります。免許取り消しがあった人は、条件を満たしているのか慎重に確認しましょう。
二種免許とは
主に、タクシードライバーやバスの運転手になる人が必要な免許になります。近年増加している個人タクシーのドライバーや運転代行のスタッフも、免許を取得しなければいけません。
タクシードライバーになりたい人は、二種免許を取得するための3つの条件を満たしていることを確認して、試験対策を講じましょう。
普通免許との違い
普通免許よりもランクが上の免許になります。そのため、二種免許を取得するためには、試験の難易度が上がるので対策を怠ってはいけません。
3つの条件とは
誰でも二種免許を取得できるわけではありません。必ず3つの条件を満たす必要があるので、これからタクシードライバーになりたいと考えている人は、必ず条件を満たしていることを確認しましょう。
まず、満19歳以上であることが条件となります。次に、視力、聴力、深視力などが条件を満たしていることが必要です。視力は矯正でも問題ありません。聴力は普通免許を取得したときと同じレベルが求められています。
深視力は2cm以内の誤差であることが求められています。そして、普通免許を取得してから1年以上が経過している必要があります。この際、免許取り消しがあった場合は、免許取り消しの期間を含まないので注意してください。
二種免許の取得にはどんな試験がある?
学科試験と技能試験に合格した人は、取得時講習に進みます。試験内容と難易度は高くなっているので、事前に準備しておきましょう。
学科試験
全部で95問あります。すべてマークシートで回答します。100点満点中90点以上で合格します。
こちらの特徴は、普通免許の学科試験よりも応用問題が多くなっていることが挙げられます。そのため、学科試験に向けた勉強が欠かせません。大型二種、大型特殊二種、けん引二種の問題も出題されるので、事前に勉強しておきましょう。
具体的な対策方法として、普通免許を取得したときのテキストを活用するとよいでしょう。細かい内容が出題されても慌てないように、テキストの隅々まで目を通してください。
そして、基本的な問題は取りこぼしが無いように、回答後は見直すようにしましょう。
技能試験
普通免許を取得したときよりも、合格点が高めに設定されているので油断できません。指定された自動車教習所で行う校内試験と路上試験があります。両方とも90点以上で合格します。
自動車教習所に通う人や、合宿形式で学ぶ人は、7~10日ほど資格を取得するために練習する必要があると認識しておきましょう。
ただし、1回で合格する人の割合は10%以下となっているので、多くの受験者が苦戦していることが分かります。
取得時講習
学科試験と技能試験を通過した人は、取得時講習を受けなければいけません。取得時講習は、応急救護処置講習と旅客者講習があります。
これから人の命を預かることになるので、実務に必要な講習になります。
二種免許取得に必要な技能とは?
人を乗せて運転することを想定しなければいけません。普通免許とは求められている内容が違います。そのことをまずは理解しましょう。
人を乗せることを想定して運転する
普通免許の感覚で車を運転することに慣れていると、技能試験のときに評価が低くなってしまう可能性があります。
二種免許を取得した後は、実際に乗り物に人を乗せて業務に就くので、人の命を危険にさらすような危険な運転をしていると判断されてしまうと不合格になってしまいます。
特に気を付けなければいけないのが、駐車、停車、左折や右折です。これらは個人の癖が出やすいので、人を乗せることを想定して運転できるようになるまで練習しましょう。
個人の癖を修正できる場合は、技能試験までに修正するように努めましょう。
教習所で技能を磨ける
教習所に通わなくても、二種免許の取得を目指せます。しかし、普段の生活のなかで普通免許の感覚で車を運転することに慣れている人は、教習所で技能を磨くとよいでしょう。
教習所に通わないほうが費用を抑えられますが、技能試験で評価が低くなってしまうことが考えられます。
教習所に通うことで技能を磨き、二種免許を取得した後は、技能を活かして就業するとよいでしょう。
実務で不安を抱かなくなります。
まとめ
普通免許よりも合格率が低くなるので、きちんと対策を講じる必要があります。特に技能試験では、校内試験と路上試験でミスをできる限りしないように運転する必要があります。自分の技能に自信が持てない人は、自動車教習所に通うなどして技能を磨きましょう。自分の運転の癖を早い段階で見抜けると、個人の癖を修正する時間に充てられるでしょう。
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引用元:https://ookuni-kotsu.jbplt.jp/